〈「衛生的手洗い」を教育する〉ことの重要性
「衛生的手洗い」で感染症や食中毒の原因となる病原性微生物を除去することができますが、これを反対に捉えると、調理や業務従事者の全員が衛生的手洗いをきちんと行えていなければ、感染症拡大や食中毒発生の可能性が大いにあるということです。従業員全員に「衛生的手洗い」を教育することは、事業活動の継続や食中毒予防に繋がるため、「衛生的手洗い」を浸透させることがとても重要です。
事実、教育を受けて手順どおりに手洗いを行った場合では、手洗いにおける洗浄率が高く、洗浄の出来栄えにばらつきが生じないという結果があります。また、手洗いの教育を受けることによって、さまざまな手洗いに対する意識が向上するというアンケート結果もあります。
正しい手洗いできていますか?
手洗いするときを思い浮かべてみましょう。手の平は一生懸命洗う人が多いかもしませんが、指先、親指、指の間、手首などは不十分になりやすいです。また、きき手は洗い残しが多くなるので、気をつけましょう。
正しい手洗い方法の教育が必要です
調理や業務従事者に「ちゃんと手を洗ってね」とだけ伝えても、衛生手洗いを身につけてもらうことはできません。正しい衛生手洗いを身に着けるため手順をマニュアル化して手洗い場に掲示したり、新人教育等では、正しい手洗い方法の動画も効果的な教育ツールとなります。
わかりやすく表現することで、従業員全体の手洗いレベルアップにつながります。

▼衛生的手洗い手順
▼衛生的手洗い手順マニュアル